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株式会社NEKO-KENは「中小企業・零細企業の倒産を防ぐ為のコンサルタント会社」です。

TEL. (03)5342-9488

〒164-0011 東京都中野区中央5-38-13

「猫次郎塾」 会員専用メーリングリスト (ML)HEADLINE

借金地獄・倒産危機から脱出するための情報交換の場!それが猫次郎塾MLです。
みんなで情報交換、相互援助し、客観的にあなたの悩みを解決に導くことが出来ます。
ネットで公表できないギリギリの情報も交換できます。

 「リスケジュールって実際やってみた人いる?」 「自己破産するとその後どうなるの?経験者いませんか?」 「○○クレジットって取り立て恐い?」 「○○県に良い相談場所ってありますか?」 「○○銀行ってどう?」 「公的金融機関に融資申込みたいんだけど、どういう点に注意すれば借り易い?」 「商売繁盛させるにはどうしたらいいですかね?」 「税金・保険など、皆どうしてるんだろ?」 「倒産後の資金調達に苦しんでいるんだけど、誰かいい知恵貸してくれませんか?」「代位弁済されるとどうなるの?経験者の方おしえて」 「ヤミ金に追い込みかけられてるんだけど、誰か近くにいる人助けて!」 「ブラックリストって具体的にどうなるの?経験者の皆さんナマの話を聞かせてください」 「借金が原因で離婚した。誰かこの気持ちを語り合える人いませんか?」

・・・などなど、皆さんいろいろな悩みを持っていらっしゃることと思います。

 猫次郎は、皆さんのいろいろな借金の悩みに、なるべく的確にアドバイスできないものかと、ずっと考えていました。 借金の悩みは100人いれば100通りあります。 中には、どんなに優秀な専門家に相談に乗ってもらっても満足いくアドバイスが得られない場合もあるでしょう。

そしていろいろ考えた末に思いついた画期的な方法が、この「メーリングリスト」(略してML)による方法です。 これはメチャクチャ役に立ちます!

 解決方法を導き出すためには、(1)「マニュアルを読む」だけでは全然足りません。本やネットの情報を読むだけでは、きっとどうしたらいいか決断できないでしょう。 また、(2)「専門家と1対1の相談」(=タテの情報)だけでも不十分な場合が多々あります。 なぜなら、専門家は「専門的すぎる」のです。素人の皆さんにとっては、専門家のアドバイスは難しく感じられ、完全消化するのは難しいと思います。そこで重要になってくるのが、(3)「同じ境遇の者どうしの情報交換」、つまり「横のつながり」です。 「文献」と「タテ」と「ヨコ」、この3点が揃うと揃わないとでは、理解のしやすさがまるっきり違ってきます。

 メーリングリスト(ML)は、この「横のつながり」を充実させるのにうってつけの手段であるとともに、専門家もメーリングリストのメンバーに加わっていますので、それに専門的な見解や裏づけも加えることができます。また、口頭によるアドバイスではなく、文章として残るので、あとで何度でも復習することができます。 メリットだらけです。
【「メーリングリスト」とは?】
 メーリングリスト(Mailing List 略してML)とは、1通のEメールを特定のメンバー全員に配送するシステムのことです。 難しいことはここでは省略しますが、メーリングリストでは、ある決められたアドレス (nekojiro@yahoogroups.jp) にメールを送ると、そのメールはあらかじめ登録されている人全員に配送されます。 また、送られてきたメールに返信をすれば、そのメールも登録されている人全員に送られるので、文通と異なり1対1ではなく複数同士でのメールのやり取りが実現できます。 これがメーリングリストの最大の特徴です。
 インターネットの掲示板にも似ていますが、異なる点は、ネット上ではなく、メールでのやりとりになること。それと、登録した人しか参加できないことです。 このため、多重債務というデリケートな問題を扱うにはとても適しています。
ここで使うのはYahooグループというメーリングリストシステムですが、これは過去のメールやりとりを全部ネット上に保存してくれたり、迷惑メールを削除してくれたり、いろいろ便利なオプションが付いているスグレモノです

(猫次郎塾メーリングリストの入り口を見たい方はここをクリック

(Yahooグループのメーリングリストについてもっと詳しく知りたい方はここをクリック
【 メーリングリスト使用のメリット 】
  1. あなたの個人的な悩みを、匿名で、複数の人に相談に乗ってもらえるので、より客観的にあなたの悩みを分析、解決に導くことができる。 場合によっては1人の専門家に相談する以上の効果が望めるかも。
  2. 匿名なので、人に言えない相談でも気軽にできる!
  3. 借金の悩みだけでない、いろいろな相談仲間ができる!
  4. ネットで公開できない裏情報なども手に入る!
  5. 会員同士の相互援助 (借金の悩みを抱えた者どうしで知恵を出し合うこと)ができる。

【デメリット】
  1. メールアドレスに自分の本名が出てしまうのが嫌な人は、フリーメールなどを取得されたほうがいいかもしれません。(投稿しないで見るだけなら何の心配もありません。また、MLに抵抗のある人のために別の掲示板も設置しています)
  2. 会員さんが沢山いて、しかもかなり活発に情報交換していますので、毎日かなりのメーリングリストが届いてきます。(多いときは1日10通以上) これは各自設定変更してメーラーではなくWeb上で閲覧することもできますし、またメーラーで自動振り分けすることもできますので、デメリットとは言えませんが、これを読んでもピンとこないようなパソコン初心者の方は、あまりのMLの多さに戸惑うかもしれません。
【メーリングリスト −かしこい使用方法−】
会員さんは、あなたの悩みを好きなだけ書いてメール送信してください。
どうせ匿名(ニックネーム)なんですから、普段人に言えないような借金の悩みをとことんぶちまけてください。
実名をあげて、「XX銀行にXXされた」 「○○金融にこんな取り立てをされた」 なんていうのもいいです。
その文章は、登録された会員全員に配信されます。
その悩み相談に対する回答は、管理人(猫次郎ほかスタッフ)が行なう場合もありますし、あるいはほかの方がコメントすることも可です。
この相談-回答のやりとりは、会員全員がメールで閲覧することができます。
また、過去のやりとりはすべてネット上に保存されますので、会員はそれを閲覧することもできます。(キーワード検索もカンタンです)
以下、そのメーリングリストのやりとりの「サンプル」をお見せしましょう
≪サンプル1≫

From: "ウルトラマンジロウ"
To:
Subject: [nekojiro]対処法を教えてください

> みなさん、はじめまして。ウルトラマンジロウと申します。
>
> カード、信販会社、消費者金融から保証人付きも含めて約1,000万円の借金を作ってしまい、月々の返済額が約30万円にもなっています。
> 自営でパソコン関連の仕事をしています。受注量が多いときには外注さんにお願いすることもありました。
> 父の入院に始まり、取引先の倒産で売上金が回収できず、外注先に支払うために借り入れ、その後は返済のために借り入れの繰り返しの状態が続いています。
> 仕事は友人の紹介等でいただいたりするものは期限があり、なんとかこなしているのですが、それはごくわずかです。
> PC関連以外にも手元には扱える(販売できる)商材がたくさんあるのですが、借金返済のことに気を取られて営業活動が一切できず、収入もままならない状態です。
>
> 先日「おまとめローン」で検索をしていろいろな会社にたどりつきました。何社かに申し込んで、この期に及んでもまだ600万とか800万とかOKという会社があり、
> 自分で申し込んでおきながら変な話ですが、あり得ないだろうと思いながらも、そのうちの1社と話を進めました。
> 結局社内で検討した結果、その会社では無理だということで他社を紹介され、次の会社でも現状では無理だと言われましたが、
> その会社の取引のある調査会社が、銀行か信販会社で400万くらい借り入れできるようにしてくれるから、それで件数を減らしたら、
> 最終的にその会社で800万くらいなんとかしたいと言われました。それで400万と他も整理して事業資金もある程度確保できるという話でした。
> 私と保証人の収入では審査が通らないからといって、私の確定申告書と保証人の源泉徴収表を作ったもの(もちろん偽造です)がファックスで入ってきました。
> で、それを持って商工ローンSF○○に申し込みをするように言われました。SF○○は他の会社からも紹介を受けたこともあり、いろいろ調べてかなりキツイ評判を見ていましたし、偽造書類のこともあり、ぜったいに保証人に迷惑をかけることになると思い、お断りをする方向で話をすると、かなりいろいろなことを言われたのですが、最後には、書類作成料を、成立額400万として15%の60万のところを40万弱でいいから調査会社に支払う必要があると言われました。
> まだその件に関して連絡はないのですが、連絡が来た場合にどのように対処すれば良いのか教えていただければと思います。
>
> なんとか仕事をできる環境を整えて、借金はちゃんと返していこうと思っています。借りるだけ借りておいて放棄するわけにもいきませんし、なにより私を信じて保証人になってくれた人たちに迷惑をかけるわけにはいきません。
>
> 行き詰って何も考えられないでいたこの時期に、猫次郎さんのサイトに出会えたこと、そして猫次郎塾に入塾できたこと、ほんとにラッキーでした。
> これからもよろしくお願いします。長々とすみません。
From: "吉田猫次郎"
To:
Sent: Thursday, September 14, 2006 1:02 AM
Subject: Re: [nekojiro]対処法を教えてください
> ウルトラマンジロウ様
>
> ギリギリのところで気付いてよかったですね。
> HPやブログで再三述べているように、「一本化」でハッピーエンドを
> 迎えた人はあまりいません。多くは、後悔しきれないぐらい後悔しています。
>
> 逆に、債務整理で後悔した人はあまりいません。多くは、最初はかなり
> ためらうものの、最後はハッピーエンドというか、
> 「もっと早くやっておけばよかった」と口を揃えます。
>
> SF○○を紹介してくれたその業者は、いわゆる「紹介屋」です。
> 請求されても無視してください。
> あまりしつこいようだったら、「何なら裁判で争いますよ!」と返答して
> 良いと思います。法的に争えば、立場が弱いのは彼等のほうですから。
> 請求書や督促状が来ても、それは彼等の勝手な言い分に過ぎません
> ので無視してください。
>
> 「振り込め詐欺」に象徴されるように、
> 日本人は、請求されることに弱過ぎです。
> 海外のどこかの国では、VISAカードの毎月の請求書でさえも、
> 明細を一字一句確かめるのが普通だそうです。
> 何にしても、請求されたら「その根拠」を確認・納得しないかぎり
> 払わないという姿勢です。我々も見習いましょう。
>
> 1000万円の借金は、一本化しても解決しないでしょう。
> やはり「整理すること」が一番です。
> マイホームや特別な資格をお持ちでなければ自己破産もよし。
> 住宅ローンつきの自宅がおありなら個人再生手続きもよし。
> 年利20%台で5−10年以上の長期間にのぼる借入先が多ければ
> 特定調停や任意整理などで「利息制限法引き直し」をするもよし。
> いずれも、借金が大幅に減るか、もしくは無くなるか、もしくは、
> 実質ゼロ金利での分割払いに仕切りなおすことができます。
>
> 漠然としたご質問には漠然とした回答しかできませんが、
> 具体的な借入先内訳や所有不動産や年収などの内訳を書いて
> 再度投稿して頂ければ、より具体的にアドバイスさせて頂きます。
>
> 猫
≪サンプル2≫

From: "重機関銃/猫研"
Date: 2006年9月7日(木) 午前10時02分
Subject: [nekojiro][20206]【注意】不動産を守る方法

皆さん、こんにちは。重機関銃です。

MLにしても猫研への相談にしても「自宅を守りたい」という相談が多いです。また、我々を含む専門家も増えて来てますし、本やHPなども多く色々な情報が入る時代になったので、その情報だけでご自身で不動産を守る方も増えています。

しかし、そのような情報だけで専門家に相談しないで自身で不動産の所有権を親族に移した事で「詐害行為」で債権者に訴えられたり、悪徳業者に騙されて不動産を取られてしまったりという相談が最近特に増えてきています。

今回の○○○さんの「買戻し」というケースにしても、少ない情報のなかで、やり方や考え方で僕ら専門家でも意見が分かれるように非常に複雑で難しい事なのです。

債務整理は「サラ金だからこれ」とか「不動産を守るのだからこれ」といった決まりきった方法はないのです。その人それぞれの置かれている立場や、色々なしがらみによって債務整理の過程は異なります。

特にという事ではありませんが、「不動産を守る」という事は非常に複雑で色々な要素を含んだ「生き物」で慎重に事実を整理・理解して、同じ「買戻し」にしてもそこへ行き着く過程を細かく分析して方法を考えなければなりません。

過去に同じような事を経験した諸先輩方の意見は非常に役立つ情報ですが、それを丸呑みして同じ事をやっても必ず上手くいくとは限りません。

「自分の事は自分で解決したい」という志はとても素晴らしい事です。しかし間違った知識を使うという事は最悪の事態を招く事になります。専門家に頼らず自分で解決すると決めたら尚更、自分がやろうと考えている事が間違っていないかを専門家へと直接相談にいって確認した方がより良い結果が得られると思います。

もちろんこのMLはそういった意味も含んだものですが、どんなに優秀な専門家であってもMLだけでの情報で正確は判断は非常に難しいと思いますので、MLで知識と情報を得て、それを踏まえた上でご自身の進むべき方向性を決めて、自分が考え付いた方法が合っているのかを専門家へと直接意見を聞きに行って(相談する)確実な方法を選択して欲しいと思います。

重機関銃/猫研
≪サンプル3≫

From: "リキ"
Date: 2006年X月XX日(金)
Subject: [nekojiro]はじめまして

猫次郎塾の皆様はじめまして「リキ」と言います。
これからしばらくお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。

私は、家内と二人で小売店を営んでいます。今年で20年になります。私の商才のなさのおかげで、ついに支払いにいきずまりました。

下に借り入れの内訳を書きます。

(会社名義、住宅ローン、銀行系)
国民金融公庫 残金 200万(妻 保証人)(店 担保)
国民金融公庫 残金 500万(妻 保証人)(店 担保)
国民金融公庫 残金  30万 (息子の教育ローン)
県小口 信用金庫 残金170万(妻 保証人) 
県制度融資 信用金庫 残金380万 (妻 保証人)(知人 保証人)
県小口 地銀 残金 200万 (妻 保証人)(知人 保証人)
信用金庫 事業者カードローン 残金600万 (妻 保証人)(知人 保証人)(店 担保)
地銀 住宅ローン(店)残金360万 (妻 保証人)(父 保証人 すでに死亡)
--------------------------------
合計 2440万  月々の返済額 ¥55万

(私個人名義)
銀行カードローン  60万
信金カードローン  70万
国内信販カード  100万
ラ○フ       60万
オ○コ   50万 一括払いだった為、三ヶ月延滞
NI○OS    40万
武○士  100万
三○信販 100万
ア○ム 50万
J○Bビジネスカード 50万千 商品仕入れ 一括払いの為、一ヶ月延滞
--------------------------------
(計   680万)

(妻個人名義)
信金カード 30万
NI○OS 40万
ラ○フ 50万
O○C  60万
------------------------------
(計  180万)
以上、夫婦合計で860万 月々支払い(一括返済を除く)36万


その他親兄弟友人合計 600万
------------------------------------------
総合計   3900万

以上のような内訳です。私の希望としては特定調停でカード類を清算して、その他を出来るのであればリスケしたい考えです。

どうか知恵をお貸し下さい。よろしくお願い致します。

From: たぐっち
Date: 2006年X月X日(金)
Subject: Re: [nekojiro]はじめまして

リキさん、おはこんばんちは。(^-^)/
はじめまして、たぐっちです。建設業をしています。

> 私は、家内と二人で小売店を営んでいます。
> 今年で20年になります。私の商才のなさの
> おかげで、ついに支払いにいきずまりました。

借金がなければ、商売は儲かりますか?
これが再建できるかの基本ですので深く検討ください。

様々な手法を使い、再生をめざしても、根本的に儲からない商売では、再生はできません。2次破綻します。売上から原価を引き、さらに販管費を引いた営業利益が黒字なら再建の可能性はあります。どの業界も厳しい経営環境になっていますので、大きく経営革新をしていかないと経営がつまずきます。目先の借金の事しか頭にないでしょうが、大きな視点で将来を展望していく必要があると思います。

>私の希望としては特定調停でカード類を清算して、
>その他を出来るのであればリスケしたい考えです。

特定調停では高い利息の過払い金を戻すことくらいと思いますが、詳しい方にアドバイスをお願いします。

リスケするとしても、経営改善計画書とか提出し、将来回復の見込みがあるなら、銀行も条件変更を認めますが、まったく見込みがないなら、リスケせず、保証協会に代位弁済を求めたり、サービサーに債権を売却したりするかもしれません。

さらに担保不動産を競売し、少しでも多く回収をめざす不良債権処理を進めるでしょう。
そして連帯保証人にも請求をするでしょう。

もう支払い余力がないのですから、借金を借金で返済する事はやめ、事業や経費、資産のリストラをすすめ、債務の圧縮をはからねばならないですが、どこから手をつけるか。

猫研など専門家に詳細に相談しながら進める事をお勧めします。なかなかメールだけでは全体を詳細に把握でき
ないので、とちらの地域かわかりませんが、名古屋なら、明日、勉強会があるので、ご相談されてはいかがでしょうか。

まずは、大量出血の止血をせねばならないので、取引銀行の会社や個人、連帯保証人の口座を空にする、つまりすべてに資金を借入のない銀行に移動する。

また顧客へも売掛金の支払い口座を借入のない銀行に変更することを早急に行う必要があります。

すると、いろんな支払いや返済が引落されずに電話がかかったりしますが、丁寧にお詫びし待ってもらいます。

返済を止めてからが、リスケ交渉の本番です。
各金融機関に誠意と共に、各種資料をもって交渉をすすめましょう。

明るい未来を描いた経営改善計画書を作成すれば、きっとリスケは成功するでしょう。

ただリスケは時間稼ぎにしかすぎないので、その間に様々な対策を行い再生をめざす基盤つくりが大切です。

心構えしか、かけませんでしたが、経営状態も聞かないとなんともコメントできませんよね。

売上高−仕入原価=売上総利益
売上総利益−販売管理費=営業利益
営業利益−営業外費用+営業外収益=経常利益

上記に数値を入れて、3年分くらいデーターを確認したいところです。
From: "リキ"
Date: 2006年X月X日
Subject: Re: [nekojiro] はじめまして

たぐっち様

はじめまして、ご意見有難うございました。

店の売り上げは、昨年が今までで一番悪くて3000万の売り上げです。
粗利は約3割です。
借金がなければ利益は出ます。が、借金をゼロにするのは不可能ですので、なんともいえません。営業利益等はまたご連絡いたします。
名古屋の勉強会も行きたいのですが、私、北海道ですので、残念です。
たぐっち様有難うございました。
From: からあげ
Date: 2006年X月X日
Subject: [nekojiro]Re: 教えてください

リキさま、こんにちは。

個人のリキさま、奥様の分を特定調停にて整理されると言う事ですね。
まずは、煩わしい催促の口数が減ったので、ひと安心ですね。

さて、前回のレスを拝見した限りでは…
制度融資(保証協会付き)に関して、いまのところ遅れていないご様子。

なので、窓口は融資を受けた銀行と言う事になります。信金のようですね。
保証協会は代位弁済後の窓口となりますので、まだ先の話です。

なので、銀行へ返済が遅れる旨を相談に行かれると良いと思いますよ。

そこで、資金繰りが悪化している現状をお話しされる事と思いますが、相手とすれば「いつなら返済出来ますか?」と言う事になりますよね。

答えるならば、今週中には、いついつまでには…というお話になると思いますけれども…

まず、たぐっちさんのアドバイスのように根本的な方針を決められてからではないと、なかなか具体的な話もしにくいでしょうから、時間を稼いで専門家へご相談に行かれる事をお薦めします。

返済を止めるのか?
集中して返済出来るのか?
返済を止めるならどうすべきか?

ということで、今後の資金繰り上の判断と債務整理の方向性をを仰ぐ必要があります。

自力で特定調停を申し立てられたとの事ですので、どうかもう一踏ん張り頑張って頂きたいと、陰ながら応援しております。
From: 吉田猫次郎
Date: 2006年X月X日
Subject: Re: [nekojiro] 教えてください

リキさま

1回や2回の延滞では、すぐに法的手続きや強制執行などが起こることはありませんから、動じずに、腰をすえて、全体像を眺めつつ、今後の方向性をじっくり固めましょう。それが一番重要です。

目先の対策は目先の対策で重要ですが、最終的にどういう方向で収束するかゴールを決めないと、かえって遠回りで大損することにもなりかねません。

たとえば、

保証協会と住宅ローンが返済できそうにないとのことですが、それが「短期・中期・長期的」にみてどうなのか、
短期的には返済困難だけど、いろいろ改善を重ねていけば、
中・長期的には返済再開の見通しがあるのか。
あるのなら、リスケジュール(一時棚上げ・猶予・条件変更)で対処できるでしょう。
しかし、中・長期的にみても返済の見通しが立たないのなら、リスケをやっても問題の先送りにしかならないので、もっと大掛かりな対策、たとえば代位弁済や任意売却や自己破産なども視野に入れる必要が出てきます。
そのへんも含めて、何がベストか考えてみてください。

(つづく)


From: 吉田猫次郎
Date: 2006年X月X日
Subject: Re: [nekojiro] はじめまして

リキさま

さきほどのつづきです。
たぐっちさんや、からあげさんのレスに補足させていただきます。

まず全体的なことから。

債務の内訳を拝見しましたが、第三者連帯保証人つきの債務が多いので、自己破産はできるだけ避けたいところでしょうね。
また、減収減益傾向とはいえ、年商3000万円、粗利3割を維持しているのならば、毎月の返済額さえ減れば何とか継続できると思われますので(決して楽ではないでしょうけど・・・)、リキさんご自身が希望されているように、「リスケ+特定調停」でも何とかいけると思います。但し、それは「何とか・・・」であって、それで万事解決できるわけではありませんので、少々のことでへこたれずに、気長に取り組む必要があります。それができるという前提で、以下進めさせて頂きます。

(会社名義、住宅ローン、銀行系)
国民金融公庫 残金 200万(妻 保証人)(店 担保)
国民金融公庫 残金 500万(妻 保証人)(店 担保)
国民金融公庫 残金  30万 (息子の教育ローン)
県小口 信用金庫 残金170万(妻 保証人) 
県制度融資 信用金庫 残金380万 (妻 保証人)(知人 保証人)
県小口 地銀 残金 200万 (妻 保証人)(知人 保証人)
信用金庫 事業者カードローン 残金600万 (妻 保証人)(知人 保証人)(店 担保)
地銀 住宅ローン(店)残金360万 (妻 保証人)(父 保証人 すでに死亡)
--------------------------------
合計 2440万  月々の返済額 ¥55万


− これらは全て、リスケ、またはリスケに近い形の方法でいいでしょう。
「リスケに近い形」とは、たとえば、県保証つきのものだけは、返済がどうしても苦しければ、思い切って半年ぐらい元利共に延滞してしまい、保証協会に代位弁済されるのを待ち、代位弁済された後に保証協会と話し合い、毎月トータル数万円ずつの長期分割払いで返済していくという方法です。
この方法だと年14%の遅延損害金が加算されますが、毎月の返済は元金から先に充当され、元金完済した後は遅延損害金は交渉次第でどうにかなる可能性もあります。
知人保証人さんに何度か「請求が行く」ことは避けられませんが、請求は請求。絶対的なものではありませんので、恐れてはいけません。 それさえ覚悟の上なら、保証人さんと共同戦線を張って一緒に交渉することで、かなり低い金額の分割払いに抑えることも可能です。
(但し絶対大丈夫という保証はありません。なにしろ交渉事ですから)

まあ、店担保や知人保証人をつけている心配もありますので、できることなら、返済の優先順位としては上位に置いて、なるべく代位弁済させず、リスケだけで済ませたほうがいいことは確かでしょうね。


(私個人名義)
銀行カードローン  60万
信金カードローン  70万
国内信販カード  100万
ラ○フ       60万
オ○コ   50万 一括払いだった為、三ヶ月延滞
NI○OS    40万
武○士  100万
三○信販 100万
ア○ム 50万
J○Bビジネスカード 50万千 商品仕入れ 一括払いの為、一ヶ月延滞
--------------------------------
(計   680万)


− これは全て、特定調停 (任意整理ではなく、あえて特定調停。理由は後述)がいいでしょう。
取引年数が書いてませんが、もし年数が長ければ、利息制限法引き直しでかなり元金が減る可能性もあるでしょうね。 あるいは、もし年数が短くて「元金」が減らなくても、「将来利息0%」にできるというメリットはありますので、今までのように「返しても返しても利息に吸われて借金が減らない状態」からは脱却でき、「返せば返すだけ借金が減る」ようになるでしょう。

ただ、債務の全体像から見て、たとえ調停がうまく成立しても、毎月滞りなく全社きちんと返済していくのは至難の業だと思われます。たぶん、きっと、調停後もかなり資金的に苦しい状態が続くでしょう。

そういうときは、返済の優先順位を、抵当権と第三者保証人を取られている銀行系債務を優先し、極端な話、クレジットサラ金系の返済はその次にしましょう。銀行系を返済してスッカラカンになったら、無理せず、クレサラ系の調停後の債務は止めてしまいましょう。もちろん強制執行(あなた名義の預金の差押、あなた名義の家財道具差押など)や、うるさい督促電話が来るでしょうが、自己破産を避けて「連帯保証人」と「担保の店」を守るためには、そのくらいの傷は覚悟しなければなりません。苦痛に慣れ、苦痛を楽しみに置き換えるぐらいの意識改革が必要になってきます。「致命傷でなければ、そのくらいの目に遭っても別にいいじゃないか」と腹をくくる必要があります。

尚、特定調停後の延滞は、常に強制執行や一括請求の恐れがありますが、反面、業者によっては「元金だけ回収できればよい」という姿勢でかなり大目に見てくれるところもあったりします。多少遅れながらでも、最後に帳尻をあわせて完済すると、とても喜んでくれたりします。額面どおり、判決どおり、教科書どおりに自動的に進んでいくものではないのです。相手は人間。しかも営利追求&効率優先のために、柔軟に対応しています。

「任意整理」ではなく、あえて「特定調停」を勧めるのはそのためです。

任意整理だと、整理後に延滞しはじめると弁護士さんに辞任されてしまい、また振り出しに戻ってしまう可能性がありますが、その点、特定調停では、良くも悪くも、調停調書に書かれていることは確定判決と同等の強制力があり、後でひっくり返されることがないので、たとえ延滞しても、振り出しには戻りません。自己責任において、いろいろな対処が可能です。自己責任において・・・。

(妻個人名義)
信金カード 30万
NI○OS 40万
ラ○フ 50万
O○C  60万
------------------------------
(計  180万)
以上、夫婦合計で860万 月々支払い(一括返済を除く)36万

−奥様の分は「個人の自己破産」がベストです。・・・と言いたいところですが、
奥さんもかなり連帯保証しているので、もし奥さんが自己破産すると、知人の連帯保証人さんにも少なからず影響を及ぼす危険性があります。よって、奥さんの自己破産は慌てて結論せず、慎重に考えましょう。できればご主人の個人債務と同じく、「特定調停+苦しかったら延滞覚悟」の戦法でとりあえずやるだけやってみるのがベターかと思います。(くどうようですが、それがベストというわけではありません。破産を避け第三者保証人を守るための苦肉の策であり、多少の精神的苦痛は覚悟です)

> その他親兄弟友人合計 ¥6050千

− これは一時的には甘えさせてもらうしかないかもしれませんが、本来は、最も優先順位を上に置くべき返済です。がんばって返してください。



≪サンプル4≫

----- Original Message -----
From: コシヒカリ
To:
Subject: [nekojiro]教えてください
> 新入会員のコシヒカリです。 よろしくお願いいたします。
> 早速 教えてください。 株式会社を経営しております。
> H銀行に 短期借入金分として 土地を根抵当に入れておりますが いまは借りて
> ません。 時価2200万円 母親名義となっております。
> この後に 保証協会付の融資を2000万円(現在の残高1800万円)連帯保証人 私と妻と
> なっております 借りております。
>  質問事項は2点です まずひとつは 短期借入金分の土地の根抵当権は解除できます
> か?
>  ふたつめは このまま銀行の根抵当に入れてて 会社が自己破産した時には 土地は
> 取られるのでしょうか? 保証協会付融資は 土地の担保がありません。
>                   以上 よろしく お願いいたします。
>
----- Original Message -----
From: ""重機関銃/猫研"
To:
Subject: Re: [nekojiro][24279] 教えてください
コシヒカリさん、初めまして。 重機関銃と申します。

>> H銀行に 短期借入金分として 土地を根抵当に入れておりますが いまは借り
>> てません。 時価2200万円 母親名義となっております。

★H銀行からの借入(この分)は完済しているけど、根抵当権が登記されたままという事でよろしいですか?

>> この後に 保証協会付の融資を2000万円(現在の残高1800万円)連帯保証人 私
>> と妻となっております 借りております。

★この保証協会付きの融資は何処から借りたのですか?もしかしてH銀行ではないのでしょうか?

>> 短期借入金分の土地の根抵当権は解除できますか?

★ここで、保証協会付きの融資が何処の銀行かによってH銀行の根抵当権が抹消(解除ではなく「抹消」といいます)が出来るか出来ないかが分かれます。

保証協会付きの融資がH銀行からの融資であれば、これは現在登記されているH銀行の根抵当権が有効になってしまいますので、保証協会付き融資を完済しなければH銀行の根抵当権の抹消は出来ません。

しかし、保証協会付き融資がH銀行以外の金融機関からの融資であり、H銀行からの借入金が完済していれば、根抵当権の抹消は可能です。

僕の推測ですが、保証協会付きの融資はH銀行からの借入ではないですか?以前に借りていたH銀行からの借入金はプロパー融資でその時に根抵当権の設定をして、その後にH銀行から保証協会付きで借りたので、H銀行からのプロパー分が完済できたとしても、保証協会付きの残があるので根抵当権がそのままなのだと思います。

担保となっている不動産の登記簿謄本(全部事項証明書)や、契約書等を見てみないとはっきりとした事は言えませんので、資料等を用意して専門家へと相談した方が良いと思いますよ。

>> このまま銀行の根抵当に入れてて会社が自己破産した時には土地は取られるの
>> でしょうか?

★根抵当権が付いていてもいなくても、会社が破産(清算)すれば、所有財産は売却されその金員を全ての債権者へと按分配当されます。

重機関銃/猫研
----- Original Message -----
From: "佐季papa"(司法書士)
To:
Subject: Re: [nekojiro][24280] 教えてください
コシヒカリさん、こんにちは。
佐季papaと申します。
重機関銃さん、御免遊ばせ。
ちょっと訂正。

>>> このまま銀行の根抵当に入れてて会社が自己破産した時には土地は取られるの
>>> でしょうか?

>> ★根抵当権が付いていてもいなくても、会社が破産(清算)すれば、所有財産は
>> 売却されその金員を全ての債権者へと按分配当されます。

所有者がお母様ということですので、会社の破産においては原則として影響はありません。

ただし、おデブ…おっと、失礼…大デブ…いや、もっと失礼…重機関銃さんご指摘のように根抵当権がまだ生きているとしたら不動産を売却して返済することになるでしょう。
その場合、保証協会付き融資残高1800万円に対して時価2200万円ほどということですから、400万円近くは残ります。
当然これは所有者であるお母様が受領すべきものです。

また、根抵当権が抹消できる筋合いのものだったとしても、お母様が何らかの形で会社や貴方や奥様の利害関係人(連帯保証人等)であった場合には結論は異なってきます。

そして、さらにもう1つ。

もし破産会社の役員にお母様がなっていたとしたら、場合によっては役員としての責任(第三者に対する損害賠償責任)を負うこともあります(※)。 その場合には、たとえ不動産が無担保であったとしても、お母様が連帯保証人等でなかったとしても、無傷では済みませんのでお気をつけください。

※破産法第177条1項
「裁判所は、法人である債務者について破産手続開始の決定があった場合において、必要があると認めるときは、破産管財人の申立てにより又は職権で、当該法人の理事、取締役、執行役、監事、監査役、清算人又はこれらに準ずる者(以下この節において「役員」という。)の責任に基づく損害賠償請求権につき、当該役員の財産に対する保全処分をすることができる。」
どうです? 面白いでしょう?

これによって、皆さんのいろいろな難しい悩みを、いろいろな人が、いろいろな角度で検討することができるのです。 場合によっては、1人の優秀な弁護士さんに相談するよりも、ずっと効果的な問題解決法が見つかるかもしれませんよ。

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